ルシィミア   享年101歳

133代の聖王。つがいは133代魔王オウン
つがいのオウンはルシィミアの母の兄でもあったので、ルシィミアとオウンは伯父と姪の関係でもある。

仮婚の儀において右目と右の翼を奪われ、王としてのプライドをズタズタにされたルシィミアは、魔王オウンを倒して魔界を滅ぼすことを心に誓う。

しかし、「ハナマキの呪い」によって「つがいへの心」を無くした下位悪魔が魔界で増加。その上に、下位悪魔でも遊べる賭博街を魔王オウンが創ってしまった為、天界に来る下位悪魔の数が激減。天界は財政難に見舞われ、ルシィミアは大変な苦労を強いられる。

その他にも、魔王オウンは優れた政策を行って魔界を繁栄させていった。
追い詰められた彼女は、腹いせに天界で生まれた上位の悪魔(赤子ばかり)を全員処刑したり、牛は角が生えてて悪魔にそっくりだからと牛肉を食べる事を推奨するなど、かなりアレな政治を行う。
天界で暴君と言えば、彼女かもしくは142代聖王を指す。それくらい、プッツンな聖王だったルシィミア。

晩年は特にそのプッツンが顕著に現れており、手製のオウン人形をボコボコに叩いてストレスを発散させる等、傍から見れば悲惨な毎日を送っていた。
でもそんなある日、 ルシィミアは魔王オウンに古代種センターにさらわれてしまう。
そこでオウンと懇ろになるのだが、懇ろになった瞬間魔王オウンは死亡。

オウンの死を目の当たりにした彼女は、とうとう本当に心が壊れてしまい、 一年後に気が狂った状態で双子の古代種を生み、そのまま死んでしまう。


「もし次生まれる事があるならば…上位天使になって、オウンに仕返ししてやる…!!!」
そう呪いながら。

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