メロン 

32歳。 
孔雀城の城主、最上級悪魔ハンムのつがいで奥さんである彼女は、孔雀城のお姫様のような存在。

魔界最大の賭博街である孔雀城は天使禁制だが、城主のつがいだけは自由に出入りしてよい。ハンム以外の悪魔を小馬鹿にしつつ、彼女は今日も孔雀城を我が物顔で歩く。

伯父が最上級悪魔で、悪徳商売で金を稼いでおり、彼女はその伯父の仕事を手伝っていく中で因業を溜め、堕天使となってしまった。

そんな悪い事を沢山した彼女に、最大の不幸が降りかかる。
堕天使になってしまった事で、彼女は愛する人を救う力を無くしてしまったからだ。
「自分が堕天使にさえならなければ…」と、彼女の後悔と悲しみは終わる事がない。

駄目もとでハンムに接吻をしようと何度もメロンは試みるのだが、ハンムの病はキスだけで感染してしまうため、いつもハンムに直前で阻止されている。

でも、ハンムは今すぐに死んでしまう訳ではない。
ハンムに毎日薬をきちんと飲ませて、 メロンは今日も元気に孔雀城を闊歩している。

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